雨風を凌いだり、暑さや寒さから身を守ったりと、人間らしい生活を送るためには住むための家が欠かせません。しかし、持ち家ではなく賃貸で暮らすとなると、毎月一定の家賃を支払わなければなりません。安定した仕事に就いていれば何てことないですが、事情によって働く先がなく、無職の場合はとても痛い出費です。なかなか仕事に就けず、無職の状態が続けば、いずれ家賃を払い続けることさえ難しくなるでしょう。そのような状況の中で、より家賃が安い賃貸物件への引っ越しを検討している方もいると思います。
無職だと賃貸物件への引っ越しができないのではないか、と不安に思う方もいると思いますが、心配いりません。無職だからといって、絶対に部屋を借りられないわけではありません。なぜなら、仕事をしていない人の中には、別の収入源がある人もいるためです。また、貯金がある人もいるでしょう。そのため、無職だからといって部屋の貸し出しを断られるわけではなく、家賃の支払いができると判断されれば、部屋を借りることは可能です。
では、収入や貯金がない場合はどうでしょうか。収入や貯金がない場合は、部屋を借りることがとても難しくなります。賃貸の部屋を借りる時は、たいてい入居審査を受けなければならず、その入居審査で落とされてしまう可能性が高いためです。
無職であり、収入も貯金もない場合、入居審査に通りにくいことは確かです。しかし、部屋を借りる方法はあります。「連帯保証人」をつける方法です。連帯保証人とは、部屋の借主が家賃を支払えなかった時に、代わりに家賃を支払う人のことです。一般的には、二親等以内の親族がなります。
ちなみに、借主が滞納した家賃を立て替える「保証会社」を利用するケースもあります。ただし連帯保証人と異なり、身内の力を借りる必要はないものの、無職の場合、そもそも保証会社の審査に通らない可能性があります。
連帯保証人をつけられない場合は、審査が緩い物件への入居を希望する方法もあります。賃貸の部屋を借りる時は、ほとんどの場合で入居審査が行われますが、審査の基準は大家さんや管理会社によって違います。職業や収入額を細かくチェックする大家さんや管理会社もあれば、審査の内容は反社会的勢力でないかどうかといった最低限のみという大家さんや管理会社もあります。審査が緩い物件なら、無職で収入や貯金がなくても、入居できる可能性が高いので探してみましょう。
これ以外にも、無職で収入や貯金がない方が、賃貸物件の部屋を借りる方法は様々です。その他の方法について、詳しくはエース不動産のコラムで紹介されています。参考にしてください。
無職になってしまい、家賃の支払いができなくなってしまうと、いろいろなことが不安になります。しかし、そんな方に対しても人間らしく、健康的な生活を送ってもらうために、家を貸している大家さんや管理会社はあります。諦めずに部屋探しをしてくださいね。